2020年03月11日

環研センターNEWSから ~災害への備え~

【環境科学研究センター】

 「環研センターNEWS(令和2年2月号)」はご覧いただけましたか。
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/053001/joho/kanken_news.html

 まだ読んでいなかった方のため、3.11ということもあり、下記の記事を紹介します。

【ほっとNEWS】 ~災害への備え~

 気象庁によると、全国で1時間降水量50mm以上の大雨の年間発生回数が増加しているそうです。短時間の激しい雨は河川の氾濫や低地への浸水をもたらしますが、県内でも平成30年8月の大雨や、昨年10月の台風19号による大雨で建物への浸水被害が発生したことは記憶に新しいところです。
 このような近年の気候変化を受けて、災害への備えがますます重要となってきています。県内の市町村では、復旧・復興の妨げとなる災害廃棄物を迅速に処理できるよう、あらかじめ最大規模の発生量を想定して仮置場の設置場所などを検討しておく、災害廃棄物処理計画の策定を進めています。こうした市町村への技術的な支援として、当センターでは、水害で想定される最大規模の発生量を推計する手法について、調査研究を行っています。
 水害廃棄物の発生量は、①被害予測(床上浸水・床下浸水の被害棟数)と、②被害種類別の発生原単位(被害1棟当たり発生する水害廃棄物を表す数値)を掛け合わせて推計しますが、平成30年の大雨事例を解析し、県特有の事情を反映した発生原単位を算出するなどの研究に取り組んでいます。
 当センターでは、この研究の他にも、災害時に優先的に調査が必要な化学物質の迅速な測定法の開発など、今後も災害に備えた調査研究を進めていきます。



 その他にも様々な記事を掲載していますので、ぜひ「環研センターNEWS」を御覧ください!  

Posted by 山形県環境エネルギー部 環境企画課・環境科学研究センター at 14:18その他