2018年06月04日

里山だより《“ウスバシロチョウ”》

【環境科学研究センター】

ようやく、ウスバシロチョウの姿をお届けできます。
(昆虫はなかなかじっとしてくれません。)

晴れた日の日中に、ふうわりふわりと飛んでいます。
その名のとおり、白い羽が5月の日差しに透けるようです。
里山だより《“ウスバシロチョウ”》 里山だより《“ウスバシロチョウ”》

ウスバシロチョウは産卵の時期をむかえています。
卵のままで冬を越します。
ウスバシロチョウの唯一の食草であるムラサキケマンも種子を付けました。
もう少しで黒い種子がはじけます。
正しく、夏までに姿を消してしまうスプリングエフェメラルです。
里山だより《“ウスバシロチョウ”》

他にも、小松沢観音様への参道沿いに昆虫を見付けたので、ご紹介します。
 
ベニシジミです。
柔らかなオレンジ色で、ハルジオンでひと休みです。
(運よく休憩中です。)
里山だより《“ウスバシロチョウ”》 里山だより《“ウスバシロチョウ”》

ワカバグモです。
ハナイカダの葉の上が縄張りのようです。
(ほぼ動きません。)
里山だより《“ウスバシロチョウ”》

オトシブミです。
(全く動きません。)
里山だより《“ウスバシロチョウ”》

そして、トンボを写真に収めることができました。
(奇跡かな。)
羽が、橙色と透明なニホンカワトンボです。
さて、♂と♀はどっちでしょう?
正解は橙色の羽が♂、透明な羽が♀です。
里山だより《“ウスバシロチョウ”》 里山だより《“ウスバシロチョウ”》



Posted by 山形県環境エネルギー部 環境企画課・環境科学研究センター at 16:13