里山だより “ウスバシロチョウとムラサキケマン”

山形県環境エネルギー部 環境企画課・環境科学研究センター

2020年05月31日 13:57

【環境科学研究センター】

 小松沢観音様の参道に、ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)の姿が見られるようになりました。ウスバの名の通り透けるような翅をしていますが、これは鱗粉が少ないからなのだそうです。


 ハルジオンの花で蜜を吸っています。


 こちらは羽化してまだ時間が経っていないらしく、翅が伸びきっていないようです。


 ところで、ウスバシロチョウの食草は、ムラサキケマンやエンゴサクです。 
 ムラサキケマンは参道でよく見かける花ですが、春の初めに花を咲かせ、今はすでに種を付けています。スプリングエフェメラルと呼ばれる植物の一つです。
 

 チョウと食草と言えば、ヒメギフチョウとトウゴクサイシンがあります。
 トウゴクサイシンも参道でよく見るのですが、
 

 ヒメギフチョウは一度出会っただけです。
 もう一度、その可憐な姿を拝みたいものです。


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