2020年01月23日

「地球温暖化防止シンポジウム」に行っていきました。

 1月12日に開催された「地球温暖化防止シンポジウム」に行っていきました。

 はじめに、国立環境研究所の江守さんから、「気候の危機と私たちの未来」と題して、基調講演がありました。
「地球温暖化防止シンポジウム」に行っていきました。

 気候変動対策の国際的枠組みである“パリ協定”は、2020年にスタートします。
 その長期目標は、「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」です。
 しかし、現時点ですでに約1℃温暖化していて、2℃温暖化と1.5℃温暖化による悪影響には大きな差があると報告されています。温暖化を1.5℃に抑えるには、世界全体の人為的なCO2正味排出量(CO2は植物や海洋に吸収されます)が、2050年前後にゼロになる必要があるとのこと。
 そのためには、エネルギーを化石燃料に頼らない「脱炭素化」など、「社会の大転換」が起きる必要があり、私たちが、イヤイヤ、我慢して、努力しても、達成できるものではないとのことです。
 では、今、私たちは何をどうすればよいのでしょうか。
 これは、会場の高校生からの質問です。
 江守さんは、無駄なエネルギーを使わないのはもちろんですが、
  ・使っているエネルギーは何で作られているのか。
   再生可能エネルギーに変えることができるか。
  ・再生可能エネルギーを進める政策や企業を応援する。
  ・CO2を出さないでエネルギーを作る方法はないか。
など、社会の仕組みを変えるためのメッセージを出すつもりで、考えることが重要と回答していました。

 続いて、4つの高校から事例発表「山形の高校生の取組み」がありました。
 再生可能エネルギーによる温室効果ガス排出削減を通した地域との協働・貢献や、緩和策や効率的な発電の検討など、自ら考え、協力して実践している活動の紹介がありました。
 2校は、県内の優れた公益活動を表彰する「2019年やまがた公益大賞」に応募しています。関心を持つと共に、応援したいですね。
 (残念ながら、写真は撮り忘れてしまいました。)


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Posted by 山形県環境エネルギー部 環境企画課・環境科学研究センター at 16:34 │その他